読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぶろん氏は語る

僕達は独りじゃない

躁転と鬱屈

 

「自分で自分のしていることが分からなくなる」と主治医に告げたところ、主治医はメモを取った。主治医は私がどんな状態であっても話を聴いてくれるし、時に応じてアドバイスも行ってくれる。今回の診察での終盤の話題となった、『仕事に就くこと』については、「先ずコンスタントに掃除や料理が出来るようになって、その後余裕が出てきてから仕事に就いた方が、長続きするのではないか」と頭でっかちながらも意見を述べると、「そうだねえ」と、主治医は静かに同意した。

 

生き急ぐように人生を過ごすことを悪いことだとは思わないが、それで身体を壊しては何の意味も無いのでは無いかと考えてしまう私は幼稚なのであろうか。これまでの波乱万丈と言っても決して過言では無かった人生に、今という存分の休養を与えることは、社会不適合者である自分には行き過ぎた配慮なのであろうか。解らないことが世の中には多過ぎて、流石の私も混乱の最中に身を置かれた気持ちである。居場所は自分の部屋の中にしか無く、私はたった一人で、部屋に在る有象無象の処理をしなければならない。これを面倒に思うか嬉しく思うかに依って病状回復の兆しが見えてくるのは解っているのだが、生憎と私は面倒に思ってしまった。

 

今日は高円寺フェスという地域の催し物らしきものの影響からか、町が混雑していて病院近くの自販機でストックのゴールデンバットを買うことは出来なかったが、その前に立ち寄った家の近くの自販機ではまたひとつだけ、今日の分のみではあるものの入手出来た。無いよりかは幾分かマシである。それにしても、病院近くの自販機前で煙草を購入していたと思われる子供連れの夫婦は、子供の健康について考えたことは無いのであろうか。不思議である。私の実母は妊娠中であろうと無かろうと関係無く煙草を吸う人であったなあと思い出し、然しながら私の身近に居る人々は流石に妊娠中は避けていた人が多かったなあとも思い、私ならばどうするだろうかと考えたが、恐らく妊娠したら責任感やら何やらに縛られてそれどころでは無いだろう、という結論に至った。

 

電子タバコには出来得る限り早く届いてもらいたい。様々な味のリキッドを注文したので、試してみたい気持ちがとても強い。然しながら、手数料の安さからニッセンの後払いにして貰ったが、与信審査に通るかが不安である。ニコチンに対する依存心を少しずつでも何でも構わないので早めに何とかしたいものの、煙草を買わないという選択肢にはどうしても至れない弱い私なのであった。