読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぶろん氏は語る

僕達は独りじゃない

自意識の狭間で

 

ストレスの解消法が見付からない。我慢に我慢を重ねて過ごしている日々に何の意義があるのだろう。私の身体に対する疑問は尽きないし、悩んでも居る。何故こんな身体に生まれついたのかよく分からない。こんな身体と言うのは、病弱で、繊細な心を持った、女性の身体であることを指している。私はこの身体の性別に苦悩している。女性の身体に生まれたから女性らしく在らねばならないという、その理由が全く解らない。だから私は気紛れに髪を切るし、男性物の服や靴も買う。それは身体に振り回されてきた自分を慰める為の代理的な行為でもある。

 

私が女性の身体で生まれてこなければ避けられた筈の問題は数え切れない。利点などこれっぽっちも無く、出来得ることなら男性として生まれ直したいとすら思う。私の身体は、私の顔は、私の望む様相を成していない。そんな悩みを抱えて身体と顔に延々と縛られているのは自分でも馬鹿らしくて偶に笑えて来る。自分を自分として受け入れられないままに生きてしまっている私は、他人とは根本的に感覚がズレていると思う。

 

あまり考えたくないからとあらゆる逃避に走っては、追い詰められてを繰り返す。生まれ変わりたいとだけ心に敷き詰めて、私は自我を無くした自分を抱き締める。結局のところ、私の生き辛さなど私にしか分からない。この世に救いは無い。それらしきものを希望と呼んで幸せと喩えているだけに過ぎない。意識など放り投げて闇の底に沈みたい。私に降り掛かった問題の数々も偶々運が悪かっただけだと思いたい。何も考えずに息を吐きたい。虚無に帰りたい。